何が学べるの?(講座情報)

あなたの、そして組織内の埋もれた能力を覚醒させる論理的思考とコミュニケーションスキル

「ロジカルブレイン・コミュニケーション」

開催日 : 2014/10/31(金)
時間 : 15:00~16:30
会場 : あべのハルカス23階キャンパスフロア セミナールーム
定員 : 30名
受講料 : 無料
予約 : 要予約・先着順
備考 : 株式会社エンツギウム
ロジカルブレイン・コミュニケーション
終了しました

課題発見・解決力を身に付けるロジカルブレイン・コミュニケーション

みなさんの企業において、こんな問題が起こっていませんか?
「若手社員のやる気が見えない」
「言うことはきくが指示待ち族が多すぎる」
「自ら仕事に取り組む積極性に欠ける」
「会議を行っても活発な意見が出てこない」
「企画や提案があっても、満足し得る内容にはほど遠い」
 一方で、若手の社員の間で、こんな不満は鬱積していませんか?
「トップの指示は朝令暮改、中間管理職はイエスマンで振り回されるのは自分たちばかり」
「提案しても、いつも却下。前例主義が罷り通っているから提案してもムダ」

これらの問題の多くは、問題を事象だけでとらえ、本質を見極める思考力、――問題の本質を論理的にとらえ、解決策を考察する「課題発見・解決力」が機能していないことによります。
前述の若手社員の鬱積した不満にみられるように、「意見」や「考え」がないわけではないのです。
ただ、その意見や考えの根拠が曖昧なままで、説得力ある「提案」や「企画」レベルに至るまでの十分な考察を行っていないことにあります。
提案や企画が、論理的に構成されていないため、却下される理由も明確にならない。そこで、「何が分からないのかも分からない」ジレンマを生みだしているのではないでしょうか。
また、上司からの指示も「How to」としてしかとらえず、そのやり方を生んだ理由にまで論理的な思考が及ばない。そのため、指示が変更になってもその理由が分からず、ただ不満だけが鬱積するという悪循環を生んでいるのではないでしょうか。
せっかく存在している斬新なアイデアが、論理的な意思疎通ができないことによって、遊休化して活用できないでいるのはもったいないことです。
これらの原因のひとつは、受験勉強に代表される「知識教育」の弊害かもしれません。知識は大切ですが、その知識を元に論理化し、本質を見極めるような訓練を行っていないため、実践力として活用されていないのです。
現在、大学においても様々な教育改革が行われてはいますが、その効果が表れるには、まだ時間を有することでしょう。その間、本来は組織内に存在しているのに「遊休化」している多くの「頭脳」を活用していかない手はありません。
今回、紹介するメソッドは、30年にわたり、大学における職業能力開発や企業における社員教育、企画業務の現場で実践し体系づけた手法です。組織内の「遊休頭脳」を活性化させ、論理的な議論を行わせることで、あらたな知的財産を生み出す一助となればと考えております。
また、大学における職業指導の現場においても、その教育指導効果をより向上させていただき、社会に有為な人材育成につなげていただければ、と考えております。
ぜひ、ご参加ください。

  1. 1、はじめに
    1. (1)ロジカルブレイン・コミュニケーションとは
    2. (2)ロジカルブレイン・コミュニケーションと課題発見・解決力
    3. (3)イノベーション志向の組織づくりに向けて
  2. 2、論理的思考に基づくコミュニケーションスキルが求められる背景
    1. (1)物質的豊かさが実現したことによる企業組織・マネジメントの変化
    2. (2)ペーパーテストに偏重した受験勉強の弊害
    3. (3)グローバル化に伴う価値観の多様性
  3. 3、組織内に眠る「遊休頭脳」
    1. (1)遊休頭脳はなぜ覚醒しないのか
    2. (2)先入観を活かす思考
    3. (3)遊休頭脳の覚醒と「集合天才」の活性化
  4. 4、遊休頭脳を活性化させるためのフレームワーク
    1. (1)課題発見と解決力向上につながるフレームワークの活用
    2. (2)フレームワークを使ったワークショップ
  5. 5、今後に向けて

担当講師

大島 禎

大島 禎(おおしま・ただし)
帝塚山学院大学キャリアセンター 参与
株式会社エンツギウム

1980年代から摂南大学にて就職支援業務を担当。同大学を「就職支援の充実した大学(リクルート社調べ)」の全国11位にランクさせるとともに、関西学生就職指導研究会の役員として、インターネット普及前の1990年代前半、150余の国公私立大学・短大等を結ぶネットワークシステム構築に携わり、学校の枠を超えた求人情報共有化を実現。

その後、民間企業に転進。総務・人事・企画部長を経て、2007年4月、公立大学法人化に伴う初の民間人材登用として大阪市立大学就職担当課長に就任。

就職活動が学業の妨げになるのは本末転倒」との考えから、「Back to Campus」を標榜した独自の就職支援体制を実践。特に学内開催の企業セミナー・説明会は、年間70日以上、参加企業は延べ1000社以上に上る体制を実現し、同大学を「就職に強い大学(週刊ダイヤモンド調べ2013年)」の7位、「人事が選ぶ大学ランキング(日経HR調べ2014年)」総合3位にランキングさせる。

また、セミナーを含め全ての就職支援行事を他大学学生にも開放するとともに、企業説明に英語でのプレゼンテーションを導入するなど、斬新な企画力は多くの企業人事担当者からの賛同を得ている。
2013年度から現職。

   

一覧へ戻る

ページの先頭へ