大阪大谷大学 PRESENTS
幸村見参! ―近世文学が生み出した大坂の英雄―
開催日 | : | 2015/4/18(土) |
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時間 | : | 14:30-16:00 |
会場 | : | あべのハルカス25階 会議室 |
定員 | : | 120名 |
参加費 | : | 無料 |
予約 | : | 要予約・先着順 |
講師 | : | 高橋圭一(大阪大谷大学文学部教授) |
備考 | : | 申込)4/10(金)必着 |
真田幸村は、大坂の陣で活躍した武将です。豊臣方に属して大坂城に入り、夏の陣の終り元和元年(1615)5月7日に壮烈な討死を遂げました。一部隊長といった立場だったようです。
幸村の死後、大坂の陣に取材した文学作品が次々と作られました。『大坂物語』『難波戦記』...『厭蝕太平楽記』『本朝盛衰記』など。
これらの中で、幸村は実像から離れて、大きく成長してゆきます。大坂城の総軍師となって西軍を指揮し、東軍を翻弄し続けるのです。家康も秀忠もひたすら逃げ廻り、進退きわまって切腹しようとする場面もあります。
驚くべき内容ですが、間違いなく江戸時代の半ばには書かれ、講談として聞かれてもいました。大坂人にとって恐らく痛快な作品のいくつかを紹介します。
これらの作品は「実録」と呼ばれる小説群に含まれています。「実録」は、幕府からすればあってはならない書物でした。それなのになぜ存在しているのでしょう。そのことにもお答えします。