あべのハルカス美術館 PRESENTS
「梅原龍三郎の生涯と芸術
-ルノワールの薫陶を受けて-」
講演会
開催日 | : | 2017/2/4(土) |
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時間 | : | 14:00~15:30 |
会場 | : | あべのハルカス23階セミナールーム(ハルカス大学) |
定員 | : | 70名 |
受講料 | : | 無料 ※本展観覧券(半券可)の提示が必要となります。 |
予約 | : | 要予約・先着順 |
備考 | : |
講師:嶋田華子氏(梅原龍三郎曾孫、本展学術協力者)
【展覧会概要】
日本の近代洋画界を牽引し一時代を築いた画家 梅原龍三郎(1888-1986)。
本展では、フランス近代絵画の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)との師弟関係を軸に、その画業を追います。
ルノワールのほかルオーやピカソなど、梅原が出会い収集した西洋美術コレクションもまとめてご紹介します。
梅原龍三郎(1888―1986年)は京都の悉皆屋に生まれ、1903年に浅井忠が自宅内に開設した聖護院洋画研究所に入り洋画を学んだ。
1908年に田中喜作と共にパリに渡り、ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841―1919)に師事したのち、二科会や国画会等の創立に関わり、
戦前戦後の画壇をリードした。本展覧会では、その創作の背景についてルノワールとの影響関係や、豊かな色彩や豪快で自由奔放な作風の創作の糧に古今東西の美術品のコレクションがあったことを明らかにする。
そこで本講演では、独自の油絵様式を模索する過程を、出品作品の画像を解説を交えながら紹介し、ルノワールから何を学び、どのように画業に生かしたのか、また画家の眼で蒐集した梅原コレクションの意義を検証する。
◆主な展覧会企画
2008年:「梅原龍三郎とルノワール 出会いから100年」展
(ルノワール美術館、フランス カーニュ=シュル=メール)
2009年:「『白樺』誕生100年 白樺派の愛した美術」展
(神奈川県立近代美術館葉山ほか全国4会場)
2015年:「梅原龍三郎 霧島・桜島に遊ぶ」展
(鹿児島市立美術館)
◆近著
『梅原龍三郎とルノワール 増補ルノワルの追憶』(2010年10月刊行、中央公論美術出版)
雑誌『花美術館』ルノワール特集号(2014年12月刊行)監修